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YAMAHA RTX1100でトリガーメールを利用したIPアドレス通知(2008.12.19) YAMAHA RTX1100はMyDNS.JPには正式に対応していないのですが、特定のリビジョンから「トリガによるメール通知」という機能が盛り込まれましたので、これをうまく使うことで、MyDNS.JPに対して「POP3」でのアクセスをさせてIPアドレスの通知が出来ることが確認できましたのでご報告いたします。 トリガによるメール通知機能 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/MAIL_SERVICE/index.html こちらにも書いてありますが、以下の解説はこの中の「イーサネット」フィルターをトリガとして利用してメール通知イベントを発生させます。 イーサネットフィルタはMACアドレスかDHCP関連が対象となっていますので、どちらか都合のいい方を利用してください。 原理としては、イーサネットのフィルター対象からの通信をRTX1100が検知すると、トリガによりその情報をメールで指定したところに送信しようとするのですが、 このときに「POP befor SMTP」によるメール送信が出来るので、この「POP」の部分のみを利用して、RTX1100のIPアドレスをMyDNS.JPに通知させよう、というわけです。 皆さんはRTX1100の内側に置いてあるサーバーはDHCPでIPを割り当てていないでしょうから、指定されたDHCP スコープで予約設定されていないホストを対象にするような設定を下記に示します。
説明しますと 1行目は、このトリガ設定に名前をつけるだけですので、MyDNS.JPでなくてもなんでもいいです。 2行目は、送信先メールサーバー名です。とりあえず mail.mydns.jp にしておけばいいでしょう。実際には送信できないので意味がありません。 3行目は、POP befor SMTPのPOPのための情報で、IPアドレスを通知したいサーバー名となります。ここにMyDNS.JPのユーザーIDとパスワードを書いてください。 4行目は、送信するメールの情報とリトライ秒数です。ポイントはリトライ秒数で、つまりIP通知間隔になります。300秒以上にしてください。FromとToは実際には送信できないので意味がありません。 5行目はフィルターです。dhcp-bindとは指定されたDHCP スコープで予約設定されたホストを対象にする、またpass-nologは通過させるけどログに記録しない、ということです。 6行目もフィルターです。dhcp-not-bindとは指定されたDHCP スコープで予約設定されていないホストを対象にする、ということです。 7行目は、lan1を対象にして5と6行目のフィルター(フィルター番号1と100)を有効にするということです。lan1がローカル側と想定しています。 8行目は、このフィルターをトリガとしてメール通知させるようにします。 こうすることでうまいこと常にイベントが発生し、300秒ごとにPOP before SMTPでメールを送信しようとして、RTX1100本体からMyDNS.JPに対してIPアドレスの通知が行われます。 このテクニックは、 ・RTX3000 ・RTX1500(Rev.8.03.24以降) ・RTX1200 ・RTX1100(Rev.8.03.24以降) ・RTX810 ・SRT100 ・NVR500 で使えるようですので、RTX1100以外でもいけると思いますがいかがでしょうか? また、トリガーとして他のイベントも利用できますので、例えばPPが切れてバックアップに切り替わったり元の回線に復活したときなどにもIPアドレスを通知するようにすれば、すぐに新しいIPアドレスを通知できるかな?と思います。(試していないのでどなたかトライしてみてください) |
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